・保健体育の採用試験の効率的な勉強法はないかなあ
・採用試験にはどんな問題が出題されるの?
これらの悩み解決します!
この記事を読み終わる頃には保健体育の採用試験の勉強法がわかり、合格までの最短ルートが見つかるはずです!
何度も読み返しながら採用試験対策にご活用ください。
私ディディットはこれまで4回保健体育の採用試験の筆記試験に合格しており、現在は正規教員として中学校で保健体育を教えています。
採用試験のコツを伝授し、1人でも多くの人が体育の先生になれることを願っています!
保健体育の採用試験に受かるコツはズバリ保健体育の教員としてどのような適性が必要なのかをしっかり理解することです。
保健体育の教員として求める適性
私が考える保健体育教師として必要な適性は以下の通りとなります。
- 保健体育を教える目的をしっかり理解している人
- 安全に事故なく授業が実施できる人
- 教科書を理解し、正しい知識を教えられる人
これらの適性をしっかり身につけられれば採用試験に受かるはずです。
それではこれらの適性を身につけるために具体的に何を学べばいいのかお伝えします。
保健体育を教える目的を理解する
まずは過去問と市販の参考書を一冊解くことは前提として、他にどのような資料に目を通しておけばいいかお伝えします。
まずは中学校学習指導要領解説保健体育編と高等学校学習指導要領解説保健体育編に必ず目を通しておきましょう。
とくに出題されやすいのは今回の学習指導要領での改訂された点や中学校1.2年生と3年生、高校生で異なる点などです。
例えば中学校1.2年生の体育の目標では「運動についての自己の課題を発見し、合理的な解決に向けて思考し判断するとともに、自己や仲間の考えたことを他者に伝える力を養う」
と記載されていますが
中学校3年生では「運動についての自己や仲間の課題を発見し、合理的な解決に向けて思考し判断するとともに、自己や仲間の考えたことを他者に伝える力を養う」
このように各発達段階での目標をしっかり抑えられると良いと思います。
学習指導要領で教える目的が理解できたらどのように成績や評価をつけていけばいいか知る必要があります。
国立教育政策研究所の指導と評価の一体化のための学習評価に関する参考資料の中学校編と高等学校編にもそれぞれ目を通しておきましょう。
平成20年改定の学習指導要領では今まで
- 関心・意欲・態度
- 思考・判断・表現
- 技能
- 知識・理解
の4観点で学習状況を評価していましたが、現行の学習指導要領では
- 知識・技能
- 思考・判断・表現
- 主体的に学習に取り組む態度
の3観点に整理されています。
それぞれの観点についての理解を深めておきましょう。
最後に国や自治体がスポーツをどのように推進していこうとしているか知る必要があります。
スポーツ基本法やスポーツ基本計画にも目を通しておくと良いと思います。
また受験する自治体のスポーツ推進計画についても知っておく必要があります。
例えば千葉県を受験する場合は千葉県のスポーツ推進計画にも目を通しておきましょう。
安全に事故なく授業を行う
体育の授業を教える上で1番大事なのは重大な事故を起こさず生徒の安全を守ることです。
特に死亡事故で多いのは、陸上競技等での突然死、柔道での頭部外傷、水泳での溺死になります。
安全に授業を実施できるように知識を深めておきましょう。
突然死を起こさないために必須の知識として熱中症予防と心肺蘇生法について理解しておきましょう。
柔道事故を防ぐために文部科学省が出している資料である柔道の安全な実施に向けてに目を通しておきましょう。
頭部を直接打っていなくても頭部が激しく揺さぶられることで加速損傷が起きたり、脳に同じような外傷が二度加わると二度目の方が重篤になりやすいセカンドインパクトシンドロームなど頭部外傷への知識も深めておきましょう。
水泳での事故防止のためには文部科学省の水泳指導と安全を読むと良いと思います。
事故防止だけでなく水質管理もしっかりできるようにしましょう。
例えば、遊離残留塩素濃度を0.4-1.0mg/lに保つことやpH値を5.8-8.6に保つことなどは頻出です。
教科書を理解し、正しい知識を教える
教科書に目を通し、一通り章末問題等を解きながら概要をつかみましょう。
手に入る人は指導書も手に入れると良いと思います。
2次試験の模擬授業対策にも使えます。
教科書で勉強すべきところは保健分野だけでなく体育の分野も勉強しましょう。
体育分野では競技のルールや歴史、その競技を作った人の名前、技能のポイントあたりを抑えておくと良いでしょう。
余裕があれば文部科学省の指導資料集にも目を通しておきましょう。
まとめ
教員採用試験に合格するためには採用者側の意図を理解して適切に対応する必要があります。
私ディディットは中学校教員として体育連盟に所属したり、自治体の教育研究会の推進委員を行ったり、部活動の専門部の委員として活動しているため、保健体育科の人材としてどのような人を求めているかアドバイスすることができます。
もし何か質問があればお問い合わせフォームに連絡をお願いします。
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