・年度末の成績処理に追われている先生
・保健体育でいい評価を取りたい学生さん
・4月から保健体育の教員になる予定で成績のつけ方がわからない大学生
これらに当てはまる人は必見です。
この記事を読めば主体的に学習に取り組む態度とは何かわかるようになり、周りに説明できるようになります。
私ディディットは中学校の保健体育の教員として8年勤め、「主体的に学習に取り組む態度」に関して自治体の体育連盟の教科研究部として研究し、多くの先生方に助言してきました。
主体的に学習に取り組む態度とは?
主体的に学習に取り組む態度とはずばり以下の2点から見取っていきます。
- 粘り強い取り組みを行おうとしているか
- 自らの学習を調整しようとしているか
これらを把握するため、私は単元の終わりにワークシートに以下の項目を記入してもらい見取りました。
・この単元を通じて学んだことは将来どのように生かされるか。
・他の単元や他の教科で学んだことが本単元でどのように生かされたか。
・本単元でのあなたの課題は何か、解決するためにどのようなことを試行錯誤したか。
といった内容を記入してもらいました。
今まで学んだことをもとにどのように学習を調整し、未来の自分に繋げていくか。
困難な課題に立ち向かった時にどのように試行錯誤して乗り越えようとしたかを見取りました。
以前までの観点である「関心・意欲・態度」ではノートをきれいにとっているか、授業で何回手を挙げたか等の性格的な側面を評価に入れていた先生もいたかもしれませんが「主体的に学習に取り組む態度」ではそのような評価をしないよう文部科学省も述べています。
また、さらに具体的に評価をつけるには「愛好的態度」、「公正・協力」、「責任・参画」、「共生」、「健康・安全」という5つの視点から子どもの活動を見取るのも大切です。
ワークシートを活用したり観察を通して評価をしていきましょう。
また指導と評価の一体化と言われるようにCの生徒はBに、Bの生徒はAに引き上げられるよう評価した内容を生かしながらより良い指導に繋げて行きましょう。
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