【教員採用試験受験者必見!!】絶対受かる模擬授業とは?

教育関係

本記事は「大学生でまだ授業をしたことがないから不安」「教員採用試験向けの予備校は高くて通えない」「今講師をやっているけど模擬授業って何したらいいの?」といった不安を解決するための記事となっています。

この記事では模擬授業対策のポイントを具体的に伝えるとともに私が教員採用試験に受かった時の授業を無料で公開します。

公立の教採の二次試験対策や私学の模擬授業対策に是非ご活用下さい。

私、ディディットは公立中学校の保健体育教員として務めるとともに体育連盟の教科研究部の委員や市の教育研究会の推進委員を務め保健体育の授業研究に携わってきました。

また、倍率10倍を超える保健体育の採用試験に6度挑戦し受かりました。その経験から受かる授業と落ちる授業の特徴を伝えることが出来ます。

自分のエピソードを交える

今回は私が教員採用試験に合格した時に行った交通事故の防止の授業を例にポイントをお伝えします。

まず1番大事だといっても良い導入部分です。

自分のエピソードを交えながらオリジナリティある導入で生徒の反応を引きつけましょう。

ユーモアを交えるのも効果的です。

私が実際に行った導入は以下の通りです。

教師
教師

こないだ郵便を出そうとした時、翌日でも速達で間に合うのに速達代をケチって郵便局にその日に行こうとしたんですね。

郵便局はあと30分で閉まってしまう。そんな中、車で急いで向かおうとしました。

焦っていた私は家の駐車場の壁に車を思い切りぶつけてしまいました。

数百円をケチったせいで数万円の痛い出費を払うことになってしまいました。

これだけだとただのふざけた話になってしまうので主題である交通事故の防止につなげていくように話をしていきます。

教師
教師

私の場合、修理代を払うだけで済みましたが、ここにもし誰かがいて命を奪ってしまったら取り返しのつかないことになります。

今回はみんなの命を守る上でも交通事故の防止について学んでいきます。

以上の内容はあくまで例ですが、自分なりに単元に応じた生徒が引きつけられる導入用のエピソードを考えられると良いと思います。

どうしてもエピソードが思いつかない場合は、

教師
教師

最近、身の回りで起きた事故でヒヤリと思った経験はありますか?

などと話題をふり、会話を盛り上げていくのもひとつです。

視覚情報を効果的に使う

私の受験した自治体はモノの持ち込みが不可だったため、その場で板書をする必要がありました。

今回は同じようにモノの持ち込みが出来ない前提で話をします。もし、持ち込み可の自治体であれば以下の内容で事前に掲示物等作成しておくと良いかもしれません。

絵心0ですみません(笑)このくらいの図であれば30秒で書けます。模擬授業は時間が限られているので素早く書くようにしましょう。

上記の図のように交通事故が起きそうな状況を図で書き、生徒役のみなさんにどういった事故が起こりそうか考えてもらいます。

必要に応じて補足情報を横に書いておきます。

・自転車のブレーキから変な音がする。
・車の運転手は用事がありとても急いでいる。
・夜20:00で雨が降っている。

これらの情報をもとに話し合い活動を行います。

生徒同士の活動を行い、評価言を入れる

落ちる授業の典型は、教師役が一方的に話をするだけで終わってしまい、生徒役が飽きてしまうような授業展開です。

上記で書いた図をもとにどのような事故が起きそうか生徒役にペアで話し合いをしてもらいます。

話し合いの間、教師役はそれぞれの生徒役のところに行き、どんな意見が出たか聞きに行きます。意見が出ないペアについてはサポートをしながら意見が出るようにします。これを机間指導といいます。

机間指導とは、教師が一人ひとりの児童生徒の側まで近寄って、学習の進度の状況に合わせて行う個別指導のことである。

東京教育研究所より引用

机間指導の時に必ず生徒に評価言を入れます。出来るだけ生徒の発言に否定的な声掛けでなく、学習に前向きに取り組めるような前向きな声掛けをしてあげましょう。

発表の場を与え、生徒と対話する

先ほどペアで話し合った内容を発表し、会話を広げていきます。

教師
教師

黒板の図や条件からどんな事故が起こりそうだと思いますか?

生徒A
生徒A

家が立っていて見通しが悪いので車と自転車が事故を起こすと思います。

教師
教師

そうですね。このような事故の要因を環境要因といいます。このような事故を防止するにはB子さんどのような対策が取れますか?

B子
B子

信号機や止まれの標識の設置、カーブミラーの設置とかですかね?

教師
教師

素晴らしい。このように環境を整えることで事故を減らすことが出来ますね。

このように来た質問に対して話を広げながら考えを深めていきましょう。

メモ
人的要因:サッカーをしている少年の飛び出し、焦って運転していることによるスピードの出し過ぎ
環境要因:夜の暗さや雨で見えずらい状況
車両要因:自転車の整備不良によりブレーキが効かない

生徒から出た意見を上記の人的要因、環境要因、車両要因に分類しながら事故防止の方法を考えていきます。

自分の受験していた自治体は模擬授業が6分だったのでここで時間になりました。

模擬授業については時間内に授業を完結して終わりにしなくても大丈夫です。

まとめ

以上が基本的な模擬授業の流れとなります。導入のエピソードで生徒を引きつけ、視覚的にわかりやすい図で生徒に考えさせ、主発問と呼ばれる発問をもとにたくさんの意見を出してもらいましょう。

他の単元の授業はどうしたらいいの?等何か質問がありましたらコメント欄にお願いします。

今後も教員採用試験対策のための有益な情報を上げていきますので引き続きチェックをお願いします。

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